*このサイトのテーマについて*


「生きる。解き放つ。」 

ーこれからの<生きかた>を生きる。ー

 <生きかた>については、とても「大きなテーマ」ですが、あえて、ぼくは大きなテーマを設定しました。たとえば、現代のビジネスの観点からは、テーマを「絞りきれていない」という声もあがるかもしれません。テーマを絞ることで見てくれる人が増えるのだという考えと方法は、もっともなところです。たとえば、グーグル検索をかけるときには、もっともっと具体的なキーワードを打ち込んでサーチボタンを押すわけですから。

 ただし、ぼくはあえて、大きなテーマでサイトをつくっていきます。これからサイトを展開させていく道ゆきで、やっぱりもうちょっと絞り込んだテーマをかかげよう、と思うかもしれませんが(そのときはそのときで。なにごとも「実験」です)。

 なお、大きなテーマではありますが、ぼくなりの「光のあてかた」をしていきますので、この世界のすべての生きかたを書いていくわけではありません。この、ぼくなりの「光のあてかた」について、解題をかねて、かんたんに書かせていただきます。

これからの<生きかた>を生きる。

それぞれのことばを切り分けて、ご説明させていただきます。

(1)「これから」のこと

 この最初の「これから」ということは、いわゆる「未来」のことです。「未来」というキーワードがはいっている本のタイトルを検索してみるとぼくが思っている以上の数がありましたが、「未来」は、現在を生きるひとたちにとって、生きられる問いであり、生きられる感情となっています。

 そのような「未来」ということばではなく、「これから」とした理由は、第一に、「未来」は多義的であって人によって捉え方がだいぶ変わってしまうこと、また第二に、「これ」ということで「現在」という意味合いを含めておきたかったからです。「未来」は遠くかなたにあるのではなく、「いま、ここ」にひらかれる。そのような思いで、「これから」ということのなかに、「現在」と「未来」を含めています。

(2)「生きかた」のこと

 「生きかた」を英語に直訳すると、たとえば「way of life」となりますが、ここでは「方法(way)」だけでなく、いわば広義での「ライフスタイル」、生きることの総体・全体(とくにその「土台」)として光をあてています。

 また、「生きかた」は、なにか特定の、標準的な「生きかた」を展開しようとするものではなく、いわば<億の生きかた>にひらかれているような<生きかた>を前提にしています。つまり、そこには「じぶんの」という形容詞がついています。

 「これからの」時代は、「じぶんの」生きかたを、じぶんの「物語」としてひらいていかなければならない。心理療法家・心理学者であった故・河合隼雄が「自分の物語を生きる」ということを説いていますが、この方向性と共鳴しています。

(3)「生きる」ということ

 テーマの書きかたとして「これからの<生きかた>を考える」などでもよかったのですが、「考える」だけでなく、広い意味で展開したいと思い、「これからの<生きかた>を生きる」としています。じっさいに「行動」にうつすこと、その体験・経験の共有ということが大切です。ただ、「行動(doing)」だけに光をあてるのではなく、「…である(being)」にいっそう光をあてることを意図しています。

 ここからサブテーマです。少し(だいぶ)飛躍するように見えるかもしれませんが、「じぶんの変容」というテーマを軸(あるいは中心)としています。

 そして「じぶん」を中心点において、「時空間」を横軸(X軸)・縦軸(Y軸)に引きます。

 「空間」として、現在のグローバル化社会を想定し、「異文化」(「異文化」の経験)をテーマとしておきます。

また「時間」として、現在よく言われている「人生100年時代」を想定し、「人生100年時代」の地平をテーマとしておきます。


つまり、

*中心点:「じぶん」(の変容)

*Y軸(空間): グローバル化社会/異文化

*X軸(時間): 人生100年時代

というようにサブテーマを立てたいと思います。

 いったんそのように全体像を描きながら、「これからの<生きかた>を生きる」を展開していきたいと思います。そして、これらの展開それ自体が、サイトの冒頭に掲げましたことば、「生きる。解き放つ。」という<目的>につながっています。

以下、サブテーマについてです。まずは、「じぶんの変容」という、全体像の中心点から。