ベストセラー作家・投資家・起業家の
James Altucherは、とにかく人から学ぶ。
とことん学んでいく。
Jamesは、新著『Reinvent Yourself』の
中で、「プラス、イコール、マイナス」の
流儀を紹介している。
(2017年1月の出版。邦訳はなし)
学びはこの「プラス、イコール、マイナス」
から生みだしていく。
「プラス」は、自分よりも「上」の人。
つまり、メンターからの学び。
「イコール」は、自分の「ライバル」で
ある人。ライバルであることからくる学び。
「マイナス」は、自分から「下」の人。
教えることからの学び。
彼の、徹底した学びと、そしてそこから
の気づき、さらには実践に、ぼくは心を
動かされ、ぼくの行動へとつながっていく。
(1)徹底した学びの「姿勢」
彼の学びの「姿勢」は、圧倒的にオープン
である。文章から、話し方から、姿勢が
あふれだしている。
彼のPodcast「The James Altucher Show」
では、いつも、そのことを感じさせられる。
毎回、超一流のゲストを迎えての「学び」
のインタビューである。
2017年3月のTony Robbinsのインタビュー
は、JamesもTonyRobbinsも、語りが圧巻
であった。
歴史家Yuval Harari氏(『Homo Deus』
の著者)へのインタビューも、傑作である。
ぼくは、Jamesがインタビューの終わりで
投げかけた、とてもシンプルな質問に、
心が震えた。
(2)徹底した学びの「振り返り」
それから、彼は徹底して学びを振り返る。
「The James Altucher Show」の
インタビュー終了後に、彼は学びを
文章でまとめる。
その学びは、ブログで公開されていく。
そして、それが、書籍になっていく。
徹底した振り返りには、頭が上がらない。
(3)徹底した学びの実践
そして、学びと振り返りは、もちろん
「実践」につなげられていく。
これまで数々の「失敗」を繰り返して
きたJamesが、自分をアップグレード
していく。
(1)から(3)のサイクルが高速で
回されていく。
彼の英語は、シンプルな単語で構成され
話し言葉的な文章はリズミカルだ。
文体は真面目すぎず、しかし真剣である。
これらが、総合的に結晶していく形で、
彼の新著のタイトルにある言葉
「reinvention」が生まれたように、
ぼくは思う。
ぼくは、彼の学びへの「謙虚さ」と
「オープンさ」に心身が動かされる。
Jamesのインタビューに耳を傾けながら
自分をアップグレードしていく気持ちの
<炎>を、ぼくは大切にともしている。