「頭の中の辞書」の見直し、
つまり「自分の世界を書き換える
方法」を進めていく上で、
「外国語の効用」は極めて大きい。
日本語の言葉や言葉の意味を
一旦「止める」こと。
「言葉を止める」には、
外国語の言葉と文法を「言葉の鏡」
として使っていくことができる。
例えば、「自立」という日本語。
英語の形容詞では「independent」
である。
この「自立」と「independent」
という言葉の「間」にみられる
定義や語感の違いが、ぼくたちに
「考える」ということを迫る。
日本語だけでこの作業をすると、
「言葉に染みついた意味と感覚」
につきまとわれることになる。
言葉の一つ一つには、
社会や時代、自分の生活経験が
あまりにも深く刻まれている。
言葉の意味だけでなく、文法、
言葉が語られる背景や文化に
至るまで、刻まれている。
だから、外国語という「言葉の鏡」
を活用する。
まったく同じものをうつす「鏡」
ではないけれど、この鏡は
大きな力をもっている。
ぼくは「英語」という言葉の鏡を
利用してきた。
英語にどっぷり浸かることで、
ぼくの「頭の中の辞書」を見直して
きた。
そして、それはうまい具合に、
効果を発揮してきたのだ。
それは、時に、
「(身近な)家族のアドバイス」
よりも、
「(距離のある)第三者のアドバイス」
が受け入れやすいのと同じように。