昨年頃から、日本でも
・マインドフルネス(Mindfulness)
・メディテーション(Medidation)
などのトピックが、書籍やWeb上で
見られるようになってきている。
日本では「メンタル」の問題系が
このようなトピックをひきつける。
「英語の世界」、つまりアメリカなど
では、日本に先行して、注目されて
きていたものである。
もちろん、日本では、流行ではない
けれど、これらの「実践」は、
もともと文化の中に根づいてきたもの
である。
ぼくも小学校の頃に、
毎日「黙考の時間」があったことを
思い出す。
クラス全員で、1分程度、一緒に
眼を閉じる時間である。
当時はまったく「意味」がわからな
かったけれど、今になってみれば、
それは「メディテーション」の効用
を求めるものであったことに気づく。
英語の世界での受容のされ方の
特徴は、大きく二つある。
- ハイパフォーマンスという目的があること
- 「科学」による見直しが進んできたこと
スポーツ選手から会社のトップレベル
層まで、「ハイパフォーマンス」を追求
していくなかで、これらの実践の
効用を認識している。
また、アメリカの学校などでも、
マインドフルネスが授業に取り入れられて
いる。
ぼくも、ここ10年ほど、
メディテーションを実践してきている。
(日本語訳では「瞑想」だが、個人的に
「瞑想」は使わない。「瞑想」という
言葉に様々な意味と感覚が染みついて
いる。)
チャレンジングな人生に直面し
ぼくは「じぶん」にもどっていく時間が
欲しかったことが理由の一つである。
いろいろとじぶんで試しながら、
じぶんに合った仕方を探してきた。
主に、英語のオーディオや教材を利用
してきた。
まず第一に、
「ガイド付きのメディテーション」である。
英語でのナレーションにより、
メディテーションの状態を深めていく。
二つ目は、
「脳波を最適化する音声によるメディテー
ション」である。
(耳に直接にきこえる)声は入っていない
けれど、音声が脳波を最適な状態にもって
いく。
三つ目は、
「じぶんだけでするメディテーション」
である。
快適なポジションですわり、眼を閉じる。
この仕方には、いろいろと方法がある。
何も考えないという方法もあれば、
思い浮かぶもの・ことを観照する方法も
ある。
いろいろ試してきた今でも、
ぼくは、気分によって、これらを
楽しんでいる。
ただ、じぶんにもっとも合う仕方は
「走りながらのメディテーション」である。
また、走るときは、オーディオブックを
きいている。
「メディテーション」とは、必ずしも
「眼を閉じてしずかにするもの」ではない。
走りながら、メディテーションと同じ
ような状態に、ぼくははいっていく。
オーディオブックの言葉をききながら
ぼくの思考はおちつく。
思い出すことや、さまざまな思考が
つながることや、思いつくことなど、
ぼくは、走りながら、この「状態」に
はいっていくのだ。
この時間はとても楽しいものだ。
長年、メディテーションをやってきて
たどりついた「じぶんの仕方」である。
何事も100%の方法はない。
専門家も、いろいろな専門家がいて、
異なる意見を展開することもある。
専門家の意見を参考に、
じぶんで、じぶんに合った仕方を
一つ一つ試しながら、みつけていく
しかない。
そして、この経験が「生きる」という
ことの本質でもある。
追伸:
まだ読んでいないけれど、
次のような英語書籍を検索で見つけた。
『Running with the Mind of Meditation』
by Mipham, Sakyong
読みたい書籍のひとつである。