海外に「ひとつだけ」しか持っていけないとしたら。(日本食-食材編) / by Jun Nakajima

海外に長期で滞在する際に、
食べ物類(日本食食材)で「ひとつだけ」
しかもっていくことができないとしたら
何を選択するか?

今でこそ、世界はよりグローバルに
つながり、日本食の材料も世界各地で
手に入る。
日本食レストランもある。
特にアジアではなんとかなる。

香港は、日本食にはどこにでもありつける。
寿司、ラーメン、カレー、定食まで、
ありとあらゆるレストランがそろっている。
日本食食材はそれなりのスーパーマーケット
であればベーシックなものは手に入る。
日系のスーパーマーケットに行けば、
ベーシックを超えて、ほぼすべて手に入る。

東ティモールのディリにも
日本食レストランがあった。
(今でもあるようだ。)
ディリのスーパーマーケットでは、
納豆(冷凍)も手に入った。
(さすがに冷凍納豆は試さなかった。)

ただし、西アフリカのシエラレオネに
いたときは、さすがに日本のものは
手に入らない。
代わりに重宝したのは、
中華料理レストランと中華料理の食材で
あった。
首都フリータウンだけでなく、ぼくが
住んでいた電気も水もない通っていない
地方に、中華料理レストランがあった。
日本食レストランがなければ、
頼みの綱の中華料理である。

シエラレオネにいくときには、
あまり詰め込むことのできない
スーツケースを見ながら、考えたものだ。

日本食材が手に入らない海外に
「ひとつだけ」しか持っていけないと
したら。。。

ぼくは「味噌」を選択する。

お米はだいたいどこでも手に入る。
醤油も中国産のものが手に入る。
ただ、味噌は、どこにでもとはいかない。
シエラレオネで味噌は手に入らなかった。

身体が弱ったとき、
味噌汁に、ぼくは助けられてきた。
元気なときは、現地の食事を楽しめる。
ただ、病気などで弱っているとき、
身体は日本食を求める。

白米と味噌汁。

これまで、どれだけ、助けられたか。

だから、ぼくは、冒頭に質問に
迷わず、味噌と応える。

海外は、普段なんでもないものに
「ありがたみ」を感じる機会を
与えてくれる。


追伸:
普段日本では食べないけれど
「ふりかけ」もいいものだ。

「ゆかり」(しそ味)がポピュラー
である。