香港は、活気と躍動感に充ちたところ
である。
どこにいっても人の流れがあり、
人混みが香港のエネルギーをつくり
だしている。
そんな空間にいると、
「香港にいるなあ」と香港を感じる。
ちょっとした旅行で香港にくるときは、
このパワーをもらって帰国したりする。
しかし、香港に住むとなると、この
人混みに、時に疲れてしまうときが
ある。
10年前に香港にきた当初は、
この人混みにやられてしまった。
香港にくる前に住んでいた東ティモー
ルは、(当時)信号もない国で、
人混みには程遠い場所であったことも
ある。
ぼくは「静けさ」を確保するための
3つの方法をとってきた。
(1)「時間差」を利用する
世界の都会はどこもそうだけれど、
「ラッシュアワー」は混む。
電車にはじまり、レストランも
人にあふれる。
だからシンプルに時間差を利用する。
特に「早めに」何かをする。
朝早く起きる。
週末のお昼は11時にとる。
週末の夕食は18時にとる。
都会は「夜ふかし」である。
だから、早めをこころがける。
(2)「中心」を避ける
香港は、都会が中心に向かって
密集しているような空間である。
ビジネスはその店舗などを、
その密集した中心に集結させて
いく。
小売やレストランにとって
場所は致命的なほど重要である。
ショッピングモールに人は集まっ
たりする。
この「中心」を避けていくことで
静かな空間をみつける。
また、香港の人たちの多くは、
便利を好む傾向にあり、「遠く」
の場所はすいている。
(3)「自然」にふれる
都会の香港だけれど、
実は自然にかこまれている。
海も山も、近くにひろがっている。
海のスポーツも、トレッキングも、
機会が大きくひらかれている。
だから、自然を活用しない手は
ない。
週日は仕事が忙しい場合でも、
週末にはこれら3つの方法をとる。
また、週日にも、ちょっとした
「静かな時間」をもつ。
その静かな時間と空間の中で、
「ほんとうに大切なこと」を考える。
自分軸の「ぶれ」を見つめて直す
ために、また、生きていくことの
舵を切るための「一人作戦会議」を
するために、ぼくは、そんな時間と
空間を重宝している。