「The Best is Yet to Come」という思想(生きかた)。- <近代>という時代の特質と生。 by Jun Nakajima

ドナルド・トランプの「2020年一般教書演説」は、「The Best is Yet to Come」のことばで閉じられた。思い起こしたのは、以前、自己啓発のオーディオ(英語)を聞いていて、コースのひとつのチャプターが、「The Best is Yet to Come」で閉じられていたことだ。

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自身の「西洋的」な素養の起源。- 解剖学者・養老孟司の推測。 by Jun Nakajima

解剖学者の養老孟司に学ぶのは、20年以上まえに「唯脳論」というパースペクティブに視界がひらかれたとき以来、ぼくにとって心躍る経験である。その養老孟司が「本」の読み方について語るのを読むことも、また楽しいものだ。

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「じぶんが変わる」という主題。- 25年にわたる、ぼくの課題。 by Jun Nakajima

20歳のころから、ぼくにとっての大きな主題は「人が変わる」ということであった。「人が変わる」ということにまつわる、その方法をぼくは探っていた。ぼくがそのときに得た具体的な方法は「異文化」であった。

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深海の底の「記憶」。- 高校サッカー選手権の映像で「記憶」が立ち上がる。 by Jun Nakajima

「記憶」ということをかんがえる。ぼくは小さいころの記憶があまりない。とは言っても、どのくらい記憶があれば「ある」と言えるのかぼくはよくわからないのだけれど、いろいろなひとたちが小さいころのことを語るのを聞いていると、それに相当する記憶を、ぼくは憶い出すことができない。

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「<共存することの祝福>ともいうべきものを基軸とする世界」(見田宗介)。- 「共生」ということばへの(ぼくの)違和感。 by Jun Nakajima

「共生」ということばがある。共に生きる。一緒に生活する。その意味合いにおいて間違いがあるわけではないけれど、ぼくはどこかこのことばが苦手であった。「教育くさい」もの、おさえつけられるような倫理的抑制を感じたのだ。

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歓びに充ちた生きかたへ転回する<折り返し地点>。- 「グローバル化」と「人生100年時代」の時空間。 by Jun Nakajima

このウェブサイトの「Concept」ページを書いた。このサイトを展開していくための基軸となってゆく「考えかた」である。それらの「考えかた」に無理に固執してゆくつもりはないけれど、目的ではなく、方法としてのフレームワーク的な意味合いをこめて「考えかた」を書いた。

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一生にすくなくとも一度は<人間の網の目の外へ出る>文化。- 真木悠介が引用するゲーリー・スナイダー。 by Jun Nakajima

社会学者の見田宗介先生が、1970年代に真木悠介名で書いた著作に『気流の鳴る音 交響するコミューン』(筑摩書房)がある。カルロス・カスタネダの著作を素材にしながら、(現代を含む)近代をのりこえてゆく方向性に、<人間の生きかた>を発掘してゆくことを企図して書かれた本である。

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香港で、「Buy One, Get One Free」(=BOGOF)の威力のまえで。- ピザも、「BOGOF」。 by Jun Nakajima

香港のフードコートで食事をしていたら、ピザを売っている店舗のまえに、いつにもなく人が並んでいるのを目にする。ピザを一切れごとに販売しているお店だ。

金曜日の夕方ということもあってこんなにも多くの人たちがピザにひきつけられるのかなぁとなんとなく思っていたら、お店のうえにかかげられているバナーがぼくの目にはいってくる。


「…Buy One, Get One Free …」


どうやら創業記念の企画のようで、「Buy One, Get One Free」(BOGOF)、文字どおり、「ひとつお買い上げでひとつ無料」である。「BOGOF」の威力は圧倒的だなぁと、絶えることのない行列を見ながら、ぼくは納得する。

行列に並ぶのは好きではないから、購入することは考えず、お店の様子や行列の人びとの様子をそれとなく眺めていた。ところが、ふと、行列が短くなる「とき」が訪れて、購入意欲がわきあがってくる。結局のところ、それほど待たずに、「BOGOF」でピザふた切れをオーダーした。

ここのピザは以前食べたときの記憶に反して、おいしかった。これだけ人が並んでいると、ピザのまわりも速く、「出来立て」を食べることができるのが理由のひとつであった。

他に考えられる理由としては、もちろん具材があり、つくる人たちの技がある。最近ときおり感じるのは、香港の人たち(もちろんここではかなり「一般化」している)のパワーが十全に発揮されるのは、「ある水準の忙しさ」が条件としてあるのではないかということである。「速さ」が社会に内蔵されている香港では、この「適度の忙しさ」がないと、リズムが出てこない(ある意味、べつに香港にかぎったことではないけれど、香港の「速さ」の側面においてこれはいっそう重みをもつように見える)。そんなふうに思ったりするのだけれど、あくまでも仮説のひとつである。

と、脇道にそれたけれど、要は、ぼくも「BOGOF」の威力にひきこまれてしまったのである。


香港における「価格への敏感性」にはときどき疲れてしまうこともありながら、ぼくも「価格への敏感性」をいっそう身につけてきたようなところもある。香港の店舗などで店員さんにすすめられ、教えられてきたところだ。店員さんはときおり、「じぶんごと」として、本気でマネーセービング(お金の節約)の仕方を教示してくれるのである(「ビジネス」としてのプロモーションの仕方も、客観的に楽しく聞くことができる。ときに、やはり疲れてしまうけれど)。

こんな状況を客観性をもって「楽しく」眺め、生活している。アドバイスにしたがうこともあれば、きっぱりと断ることもある。どちらにしても楽しさと好奇心でするのである。

でも、そんな客観性をつきやぶって、プロモーションやディスカウントの「威力」はやってくることがある(「お金の魅力」はやはりあなどれない)。こうして「…Buy One, Get One Free …」の威力に圧倒されながら、ピザを購入する。

香港ではどこでも、そんなふうに「誘惑の磁場」にはいりこんでしまう。

ひきだしに、海外のコインや紙幣。- 「寄付」で、新たに息を吹き込む。 by Jun Nakajima

家のひきだしの奥のほうにたまっていきやすいものに、海外のコインや紙幣がある。ぼくのひきだしにも、オセアニアからヨーロッパ、アフリカ、それからもちろんアジアの国々まで、さまざまな国々のコインや紙幣が「埋もれている」のであった。

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