言葉・言語

「天才」であることの本質。- 見田宗介(真木悠介)の語る<天才>と狂気。 by Jun Nakajima

ぼくが心から尊敬している社会学者の見田宗介(真木悠介)氏の著作は、<どのように生きたらほんとうに歓びに充ちた現在を生きることができるか>(真木悠介)という問いに導かれながら、「学問」がほんとうの<知>であるところへとつきぬけてゆく仕方で、ことばをぼくたちに届けている。

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<語りづらいもの>を語ること。- 糸井重里のエッセイと、Fred Rogersの教育番組の<文体>。 by Jun Nakajima

コピーライターの糸井重里が主宰する「ほぼ日刊イトイ新聞」(通称:「ほぼ日」)というウェブサイトがあり、そこでは「今日のダーリン」という、「糸井重里が毎日書くエッセイのようなもの」というコーナーがあって、糸井重里は毎日、この「エッセイのようなもの」を書いている。

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<物語>としての自己(鷲田清一)を基盤にして。- 「語りなおすこと」への繊細なまなざし。 by Jun Nakajima

哲学者の鷲田清一は、東日本の大震災から一年が経とうというときに、著書『語りきれないことー危機と痛みの哲学』(角川書店、2012年)を書き、危機や痛みに直面したときの「語りなおし」ということを語っている。

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「コンステレーション」から物語へ。- 河合隼雄がユングを読み解きながら(ユングと生きながら)。 by Jun Nakajima

心理学者の河合隼雄は、京都大学の最終講義(河合隼雄『こころの最終講義』新潮文庫)で、ユングがよく使ってきた「コンステレーション」(constellation)という言葉を手がかりに、こころのこと、心理療法のこと、生きることを語っている。

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