成長・成熟

本(テクスト)と読み手の相互的なかかわりあいのなかで。- シュリーマン『古代への情熱』を読んだ「昔」と「今」のあいだ。 by Jun Nakajima

だいぶ昔に読んだ本で、また読みたくなるような本。そして読みたくなって、その本をふたたび手に入れて、読んでゆく。ぼくにとってのそんな本の一冊に、シュリーマン『古代への情熱ーシュリーマン自伝』村田数之亮訳(岩波文庫、1954年)がある。

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「○○の冒険に一生を賭けてみる人間が、一人くらいいたっていいじゃないか」。- 見田宗介先生の「生きかた・ありかた」に勇気づけられる。 by Jun Nakajima

ぼくにとっての「見田宗介先生」はとても特別であって、ぼくが見田宗介先生や著作などについて書くときにじぶんがとるポジションも、「完全な師」の「完全記号」を一生懸命に読みとくような立ち位置に、ぼくはいることになります。

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CNNの記事にみる、最下位ランナーの「物語」。- ランナーには、いつだって、個々の<物語>がある。 by Jun Nakajima

CNNニュース(2018年11月4日)に、「The final finisher: The inspiring stories of last-place marathon runners」(「最後の完走者:最下位のマラソンランナーたちの感動的な/触発的な物語」)と題された記事がある。

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高橋源一郎の「システム」(リスペクトの作法)に学ぶ。- ついでに、「二重人格」を見て取る、その視覚も。 by Jun Nakajima

「多重人格」のことを別のブログ(「多重人格」において前提されている「自己」。- 「内田樹の研究室」読破の旅路で出くわした文章。)で書いたあとに、いくつかの文章を読んでいたら、作家の高橋源一郎が書いた文章に目がとまりました。

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「多重人格」において前提されている「自己」。- 「内田樹の研究室」読破の旅路で出くわした文章。 by Jun Nakajima

「自分とは何か」をめぐる、ささやかな、でもぼくにとっては切実な冒険について、その少しのことを別のブログ(「ほんとうの自分」ということのメモ。- 「ほんとうの…」に向けるまなざし以上に、「自分」に向けるまなざし。)で書きました。

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「上機嫌でいること」の効用。- 「危機的局面であるほど上機嫌であれ」(内田樹)。 by Jun Nakajima

「上機嫌でいること」を、経済学者アマルティア・センの方法論のひとつである「固有的 intrinsic - 道具的 instrumental」の両側面からのアプローチ、つまり「それ自体(の意味)」と「効用・手段」という視点で見れば、「それ自体」が歓びであることであり、また「効用・手段」としても役に立つものである。

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