成長・成熟
「なんでおまえはそんなことをするのか」という問いに向かって。- 「矢作俊彦の小説の主人公」の場合。 /
思想家・武道家の内田樹と、「三軸修正法」の池上六郎の対話をもとにした著書『身体の言い分』(毎日新聞文庫、2019年)。いろいろとハイライトしたなかで、「まさしく私たちは数えることすら出来ない祖先が創り出した最新ヴァージョン」(池上六郎)ということばを、別のブログでとりあげた。
Read More「私」という存在。- 池上六郎がリスペクトする「最新ヴァージョン」としての「私」。 /
思想家・武道家の内田樹と施術の池上六郎の著書『身体の言い分』(毎日新聞文庫、2019年)。お二人の対話をもとにつくられ、2005年に刊行、それから、14年の歳月を経て文庫版が出された。
Read More「受け売り」の効用。- 思想家・武道家の内田樹の「話し方」。 /
「自分の意見」を持て、などと言われる。でも、かんがえてみれば、「自分の」意見って、特定がむずかしい。「むずかしい」という言い方も正確ではないとさえ思える。「自分の意見」、さらには「自分」をつきつめてゆくと、そこにはさまざまな「他者」が現れるからだ。
Read More万次郎(ジョン万次郎)が無人島とアメリカで学んだこと。- 鶴見俊輔がみてとる、成長としての「思想」。 /
思想家の鶴見俊輔(1922-2015)の著作『旅と移動』黒川創編(河出文庫)の最初に、黒川創の編集により、中浜万次郎(ジョン・マン、ジョン万次郎)を描いた文章「中浜万次郎ー行動力にみちた海の男」がおかれている。
Read More「自分の問題」の延長線上に。- 上原隆著『友がみな我よりえらく見える日は』。 /
「友がみな我よりえらく見えるとき」というのが、誰にとってもあるかもしれない。いつもそう思ってしまう人もいれば、あるときにふと、そう感じてしまう。自分の人生は誰のものでもなく、自分のものだとわかりながら、それでも、ときに、「友がみな我よりえらく見えるとき」が日常に差し込んでくるかもしれない。
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