柳田国男の「生の基底」のような旅(真木悠介)。- 旅人の気もちと視力につらぬかれる生。 by Jun Nakajima

民俗学者の宮本常一のノート「野帖」が、研究のための旅も、シンポジウムでの対話も、読書も、宮本常一にとって旅のようなものとしてあったことを、シンポジウムなどで隣席となった社会学者の真木悠介は、<旅の方法としての学問>というように書いている。

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「風のことを考えよう」(村上春樹)。- 「風」に吹かれ、惹かれ、かんがえてみる。 by Jun Nakajima

村上春樹のデビューから2010年の未発表の文章が収められた『雑文集』(新潮社、2011年)を読み返していたら、「風のことを考えよう」という、以前読んだときにはあまり気に留めなかった短い文章に、目が留まった。

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