「原恩」(見田宗介)あるいは「原悲」(河合隼雄)を生の根本にもちながら。- 「日本文化の前提」をかんがえる。 by Jun Nakajima

「日本文化の前提と可能性」にかんする論考のなかで、社会学者の見田宗介は(1963年の初期の仕事において)、「汎神論」的世界における<原恩の意識>というものを取り出している。

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人間関係の「密で少」と「疎で多」。- 「隣近所へのあいさつ程度」からひらかれる生と関係。 by Jun Nakajima

人間関係を「深さー広さ」という軸をたててみるときに、精神科医の森川すいめいによる、「その老人の変わった日」(『現代思想』2016年9月号、青土社)というエッセイ(記録)に、いろいろなことをかんがえさせられる。

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職場における「物語」の適用と方法のヒント。- 豊田義博著『なぜ若手社員は「指示待ち」を選ぶのか?』。 by Jun Nakajima

職場における「物語」の適用と方法と有効性について、豊田義博が著書『なぜ若手社員は「指示待ち」を選ぶのか?ー職場での成長を放棄する若者たち』(PHP研究所)で、背景を含め、実践におとせるところまで具体的に書いている。

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<物語>としての自己(鷲田清一)を基盤にして。- 「語りなおすこと」への繊細なまなざし。 by Jun Nakajima

哲学者の鷲田清一は、東日本の大震災から一年が経とうというときに、著書『語りきれないことー危機と痛みの哲学』(角川書店、2012年)を書き、危機や痛みに直面したときの「語りなおし」ということを語っている。

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