養老孟司の印象に強く残った丸山眞男の一節。- 零れ落ちていくものへの哀惜の念。 / January 30, 2018 by Jun Nakajima 解剖学者である養老孟司は、都市や社会といったものが「頭」で構築されていく(養老孟司が言う「脳化=社会」が形成される)ときに「こぼれおちてしまうもの」について語るときに、政治学者であった丸山眞男の一説を引いている。...Read On. Read More
海外をわたりながら、ぼくのなかで光をもっていた「視点」。- オクタヴィオ・パスの<暖かいまなざし>。 / January 29, 2018 by Jun Nakajima 東京から、西アフリカのシエラレオネ。シエラレオネから東ティモール。東ティモールから香港。その道のりは、ふりかえると、東京を発ってから15年を超える。...Read On. Read More
「目が輝くこと」の輝き。- 指揮者Benjamin Zander、そして野口晴哉が語る「目の輝き」。 / January 28, 2018 by Jun Nakajima 「目が輝く」という言葉は、それを語る人、語られる文脈、語られる場などによって、言葉の真実性が異なって現れる。...Read On. Read More
日本型資本主義を駆動してきた「内面的な動力」(見田宗介)。- 現代のぼくの内面に聞こえる残響。 / January 27, 2018 by Jun Nakajima 西欧近代の原動力となった「プロテスタンティズムの倫理」(マックス・ウェーバー)との対比の中で、日本近代の原動力となった精神を「立身出世主義」に見る、社会学者の見田宗介。...Read On. Read More
日本近代化の<精神>を今考えること。- 近代化を駆動した「立身出世主義」(見田宗介)。 / January 26, 2018 by Jun Nakajima 海外(日本の外)にいながら、「日本人・日本」ということをよく考える。「海外で仕事をする」ということにおいては、日本人の仕事の仕方のことをよく考える。...Read On. Read More
『君たちはどう生きるか』をめぐる回想(丸山真男)。- 丸山真男の「震え」と「明晰さ」。 / January 25, 2018 by Jun Nakajima 『漫画 君たちはどう生きるか』(原作:吉野源三郎、漫画:羽賀翔一)が多くの読者を獲得している。...Read On. Read More
アマゾンが描く未来を考えはじめる。- ジェフ・ベゾスの語る声に耳を傾けながら。 / January 24, 2018 by Jun Nakajima 米国のシアトルで、「Amazon Go」が開店し、社員向けの試験段階から、いよいよ一般向けに開放された。...Read On. Read More
生きることの「物語性」が浮かびあがった日々を思い起こして。- ぼくたちは「物語」を生きている。 / January 23, 2018 by Jun Nakajima ぼくたちが生きるということは、だれしもが「物語」を生きている。...Read On. Read More
「英語で語るということは…」(内田樹)。- 言語を一歩引いて見てみること。 / January 22, 2018 by Jun Nakajima 中学生にあがる少し前から英語を勉強しはじめて、その後もぼくにとって「英語」はとても特別なものであったし、あり続けている。...Read On. Read More
言葉の<交換>にみる、仕事と人間性の本質。- それ自体歓びであるコミュニケーション。 / January 21, 2018 by Jun Nakajima 仕事をしていくうえで、コミュニケーションが上手くいく/上手くいかない、という次元の問題や悩みについて、よく取り上げられる。...Read On. Read More
<まるいもの>を素材に世界を考える。-「りんご」と「地球」と見田宗介。 / January 20, 2018 by Jun Nakajima 社会学者の見田宗介の書くもののなかには、ときおり、<まるいもの>を素材に、この世界を考える論考がある。<まるいもの>とは、りんごと地球である。...Read On. Read More
「子供は親の注意の集まる方向に伸びる」(野口晴哉)。- 「大人の注意」にあけわたされた存在の「生活の手段」。 / January 8, 2018 by Jun Nakajima レストランで食事をしているとき、隣のテーブルの男の子(おそらく7歳前後)がぼくのいるテーブルの方向に向けて、水の入っているコップを倒した。...Read On. Read More
「よい入門書」はどのような入門書か。- 内田樹の書く「まえがき」はいつも素敵に文章を奏でる。 / January 7, 2018 by Jun Nakajima 思想家・武道家である内田樹の書く「まえがき」は、いつも素敵に文章を奏でる。...Read On. Read More
「ゴールのわからない未知のトラックを走る」。- 内田樹『修業論』の強力な重力に引かれて。 / January 6, 2018 by Jun Nakajima 「いいから黙って言われた通りのことをしなさい」という修業について、思想家・武道家の内田樹は「ゴールのわからない未知のトラックを走る」ようなものだと、著書『修業論』(光文社新書)のなかで述べている。...Read On. Read More
香港で、波が打ち寄せる「音」で、耳がひらかれる。- 波音が送ってくれた<小さなアラート>。 / January 5, 2018 by Jun Nakajima 予期せぬところから、波が打ち寄せる「音」が聞こえてくる。人工的につくられた海岸通りをゆっくり走り、立ち止まったときのことであった。...Read On. Read More
留学生である夏目漱石のイギリスでの苦悩と「変身」。-「嚢(ふくろ)を突き破る錐(キリ)」を追い求めて。 / January 4, 2018 by Jun Nakajima 夏目漱石の『私の個人主義』に最初に目を通したのは、確か、大学か大学院で勉強していた20代前半のことであったと思う。...Read On. Read More
「うら」(うらなう)を考える。- 「世界のあり方」の比較社会学(見田宗介)を頼りに。 / January 3, 2018 by Jun Nakajima 新年ということで、日本では「おみくじ」などを引いたりしている様子をここ香港で見聞きしながら、「おみくじ」や「うらない」のようなものへの、ぼくの関わり方を考える。...Read On. Read More
「時の力を生かすこと」(野口晴哉)。- 技術を修めた者に向けられた言葉。 / January 2, 2018 by Jun Nakajima 「市民社会の存立の媒体としての物象化された時間」(真木悠介)を獲得したことは、人類の発展において、決定的に重要なことであった。...Read On. Read More
香港で、新年(1月1日)を迎える。- 「生ききる」ことへ照準をあわせながら。 / January 1, 2018 by Jun Nakajima 香港で、新年(1月1日)を迎える。昨日までの青空と暖かさ(20度を超える暖かさ)が遠のき、かすみがかり少し冷たい風が肌をさす1月1日となった。...Read On. Read More
人はだれもが「物語」を生きる。- どのような「物語」を描き、どのように生きるか。 / December 31, 2017 by Jun Nakajima 人であるということは、「物語」をもっているということでもある。人は、だれもが、「物語」を生きている。...Read On. Read More