「沈黙の春」(Silent Spring)の戦慄と今。- 見田宗介著『現代社会の理論ー情報化・消費化社会の現在と未来ー』を読みつづけて。 by Jun Nakajima

8月末ここ香港における大気汚染の中で生活しながら、見田宗介の名著『現代社会の理論ー情報化・消費化社会の現在と未来ー』(岩波新書、1996年)を手にとり、本をひらく。

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「コンティンジェントな自由」(加藤典洋)という自由の範型。- <有限な生と世界を肯定する力を持つような思想>をささえるもの。 by Jun Nakajima

加藤典洋が、社会学者である見田宗介に触発されて<有限な生と世界を肯定する力を持つような思想>を追い求めるなかで、現代において現れてきている「自由」の範型を、「コンティンジェントな自由」の範型として拾い上げている。

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国際協力・国際支援の現場での、個人的な内面の葛藤。-「できるだけ多くの人たちへの支援」と「数は少なくても根のはる支援」。 by Jun Nakajima

西アフリカのシエラレオネと東ティモールで国際協力・国際支援に携わっていたころ、現場からの帰り道や移動中に、ときおりぼくのなかで「葛藤」のようなものが起きた。

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